サブホストを設定していくのに、標準ではやりにくいので(カーソルの移動が面倒)VNCサーバーをインストールするが、その前にOSのアップデートをしておく。
ここからはサブホスト側の設定。サブホストにログインし、
# yum -y update
VNCサーバーをインストール
# yum -y install tigervnc-server
VNCをXinet経由で動かしたいので(常時接続を待ち受けるのではなく、リクエストがあった時のみプログラムを走らせる)
# yum -y install xinetd
CentOSはVNCサーバーのポートが決め打ちしてあるがそれを変更する。
# gedit /etc/services
前略
ppsuitemsg 5863/udp # PlanetPress Suite Messeng
vnc-server 5900/tcp # VNC Server ← 5900 を 5910位までの好きな番号に、この番号でアクセスすることになる
vnc-server 5900/udp # VNC Server ← 5900 を 5910位までの好きな番号に、この番号でアクセスすることになる
cm 5910/tcp # Context Management
後略
vnc-serverで検索するとヒットするのでそのポートを変更するが、UDPも設定しているがこの理由は不明。私の理解ではTCPポートだけでいい筈だが?
xinetd用のVNCの設定。/etc/xinetd.d/vnc-server に
service vnc-server
{
disable = no
socket_type = stream
wait = no
user = nobody
server = /usr/bin/Xvnc
server_args = -inetd -query localhost -once -securitytypes=none -geometry 1800x850 -depth 24
lon_on_failure += USERID
}
と設定し、一様 /usr/bin/Xvnc があるかチェックしておく。なければVNCサーバーがインストールされていない。
次に /etc/gdm/custom.conf に
# GDM configuration storage
[daemon]
remoteGreeter=/usr/libexec/gdmgreeter
[security]
AllowRemoteRoot=true
[xdmcp]
Enable=true
[greeter]
[chooser]
[debug]
xinetdをスタートする
# service xinetd start
# chkconfig xinetd on
ファ イアーウォールの設定。System→Administration→Firewallで開き、左ペインでOther Portsを選び、右ペインで Add をクリック、開いたウィンドウで、VNC用に開けたポート番号 TCP vnc-server を選び、OKをクリック後,
Apply をクリック後、ウィンドウを閉じる。サブホスト側は再起動しておく。
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ここでホスト側にVNCビュアーをインストールするので、ホスト側に移る。
私はyumでインストールできるビュアーより、realvncの方が使いやすいので、http://www.realvnc.com/download/viewer/からか らlinuxのBINARY(32ビット又は64ビット)をダウンロードし、実行フラグを付け、/usr/binにでもvnc-viewer とでもリネームし保存する。これをクリックすると、ウィンドウが開くので、VNC Server: の欄に、サブホストのIP:ポート番号を入力し、connect をクリック。(画像は一部IPアドレスを隠しています)注:port番号は設定しているポート番号の下一桁のみ、5901なら ipアドレス:1 の様に)これでウィンドウが開きログイン画面が出てくる。ウィンドウのサイズは /etc/xinetd.d/vnc-server の -geometry の後で設定が出来る